「メタルギア」は、小島秀夫の監督デビュー作で、1987年12月22日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されました。
ゲーム概要
メタルギアシリーズの1作目で、1987年7月13日にMSX2用に発売されたステルスゲームの移植作品。
1995年の南アフリカを舞台に、主人公であるソリッド・スネークを操作して武装要塞国家OUTER HEAVEN(アウターヘブン)が開発したと言われる最終兵器「メタルギア」を破壊する事を目的としたゲーム。製作当時のアクションゲーム全般の傾向としては「装備や能力に物を言わせて、正面突破で敵を殲滅しながらゲームを進める」というものであったがこの作品は、なるべく戦闘を回避しながら敵から隠れながら進むのがテーマ。ソリッド・スネークのFOXHOUND隊員としての初陣となった事件「アウターヘブン蜂起」を描く。
軍事要塞ビルに潜入し、アイテムを収集しながら進み、破壊目標であるメタルギアを目指す。マップ移動は1画面ごとの切り替え式。アイテムや無線通信による仲間からの情報を活用しながらゲームを進める。ライフが無くなるとゲームオーバー。
主人公はアイテムをほとんど何も持たない状態でスタートし、アイテムや銃器などの武器も現地調達である。さらに、敵兵や監視カメラの視界に入ったり、発砲してその音を聞かれたりすると敵に発見され、その画面内にいる敵兵が襲い掛かかる上、場合によっては画面外から敵兵が次々と出現する。そのため、敵兵に見つからずに潜入し、戦闘を避けて進むことが重要な要素となる。
レビュー
PC版初代メタルギア移植作品であり、移植するにあたってメタルギアの生みの親である小島監督が手を出していないためか、メタルギアとあるが、メタルギアと戦うことがなく、また操作性の一環のなさ、ステルスしにくい配置などのシステム面など荒さが目立つ作品だと思います。
ただ忠実に移植しているところもあり、メタルギアの世界観を楽しむことができるゲームです。