「パイロットウイングス」は1990年12月21日に任天堂から発売されたスカイスポーツ・シミュレーション、フライトシミュレーションゲームです。
ゲーム概要
プレイヤーは「フライトクラブ」という一見平和的なスカイスポーツスクールを装ったフライトスペシャリスト養成所に入会し、軽飛行機(ライトプレーン)、スカイダイビング、ロケットベルト、ハンググライダーの四種を、与えられた課題をこなしていきながら上達を図っていく。4つのエリアが用意されており、これをフライトエリアと呼ぶ。こなすべき種目、課題はフライトエリア毎に異なる。評価は100点満点だが、いくつかの種目では100+αの点が得られるボーナスチャンスが存在する。
各種目の合計点がフライトエリアごとの規定の点数に達すれば、すべての種目をこなさなくてもライセンスが貰え、次のフライトエリアに進むことができる。
4つのフライトエリアを修了すると、なぜか突然教えを請うた教官達が麻薬のシンジケートに囚われるという「事件」が発生し、問答無用でミサイル搭載の攻撃ヘリコプターでアジトに突入し、多くの飛び交う対空砲火をよけながら特定のヘリポートに着陸するという極秘指令が与えられる。一発被弾したら即座にゲームオーバーという非常にシビアなミッションとなっている。
このミッションをクリアするとタイトル画面が変わり、夕暮れ時の街を見下ろしたような画面になる。また難易度がさらに上がったEXPERTモードになり、同じフライトエリア、同じ教官で降雪、降雨、強風、夜間にアレンジされる。最後は再びヘリコプターのミッションを拝命し、前回を遥かに上回る苛烈な対空砲火を潜り抜け、前回と同様に目的地であるヘリポートへの着陸を目指す。
機械競技は全て燃料設定があり、燃料切れは全てゲームオーバーとなる。
採点対象は所要時間や精度や角度や、リングやビームの通過や接触の有無など多岐にわたる。
レビュー
4つ+aのフライトシミュレートが楽しめる作品で、爽快なBGMとスーパーファミコンの拡大縮小機能を利用したリアルな落下表現が面白い作品で、実際のフライトの通り思ったように空中制御が効かず操作が難しい反面、上手くいく時の気持ち良さが味わえます。
しかし、操作性が悪い上に説明が簡単であるため慣れるまで大変、高低差が分かりにくいところがある。また、セーブ機能がなくパスワード式セーブであるというところが気になります。